横浜逃避行(2021/10)
自転車逃亡旅行にはまりつつあったが・・・
ちょっと前に行った秋川渓谷への自転車逃避行。
思っていた以上にしんどくて泣きかけたけど、それよりも実感したのが心地よさ。
不思議なことに翌日も翌々日もその次の日もひどい筋肉痛はなかったので、これからも頻繁に自転車で遠くへ出かけてみようと思ったのでした。
何か悪さをして追っ手から逃げているという設定をのせた小旅行にはまりつつあるようです。
そんなわけで自宅から自転車で3時間くらい、そして日帰り温泉があるところ、さらに近くに激安のビジネスホテルがあるような場所を探しました。
前回は自然の多い場所だったので今回は街にしようかな、なんて考えながら選んだ目的地は横浜にある黒湯天然温泉みうら湯。
反省を活かし今回はちゃんと休憩時間を計算に入れてちょっと早い出発を決心し、ドキドキわくわく胸躍らせたりしんどいことへの覚悟を決めたりしていたんだけど。
前日から雲行きが怪しくなってきた。
これはそのまま文字通りの雲行きを指しています。
天気悪いみたい。
悪天候の中、自転車で遠出?
ちょっとイメージしてみたけど答えはすぐに出た。
しませんしません。
でも、もしも逃亡している身だったなら天気が悪いなんて気にしてられないのでは?
自分の中で意地悪なことを言う誰かがいますが、それも自分なので簡単に説得することができます。
こっちは逃亡ごっこでしょ、遊びなんですよ。
雨の中チャリなんて無理無理。
というわけで前回は共に旅をした相棒は留守番させて電車に乗り込んで逃避行はスタート。
黒湯天然温泉 みうら湯
今の時代、電車という移動手段は逃亡には不向き。
至る所にカメラがあるからだ。
すぐに足がついてしまうに違いない。
改札やホームだけではなく最近では車内にも防犯カメラがついている場合がほとんど。
こりゃ逃げ切れそうにない。
なんて考えながらも特にカメラなんかは意識せず弘明寺駅から歩いてすぐにある黒湯天然温泉みうら湯へ。
みうら湯にある黒湯炭酸泉というお風呂。
実は黒湯という種類の温泉に入ったのは人生ではじめてでした。
他のにごり湯の温泉とはまったく違う感覚がしてびっくりしました。
大量の血みたいだな、と思って一瞬ぞっとしたけどそれは一瞬だけ。
黒いお湯を何度も手ですくったりして心地いい時間を楽しめました。
あと珍しい(珍しくないかも)と思ったのが露天風呂エリアにあった腰かけ湯というもの。
ベンチ型の石に腰かけると背もたれ部分に流れるお湯が肩や背中にあたる温泉だった。
「つかる」という感じではなく温かいイスに座ってるだけなのですが、なかなか離れたくなくなるほど絶妙に気持ちいい。
でもその体勢のせいなのか、座っているとなんとなく手持ち無沙汰に。
じわりじわりと無性にスマホをいじりたい欲求がわいてきてしまった。
温泉につかりながらスマホをいじりたいと思ったことはなかったのでそんな自分に驚きました。
日帰り温泉にでスマホ依存症の自分に気づく。
関内のビジネスホテルにて
みうら湯を出て缶ビールを飲みながら予約しているビジネスホテルがある関内まで散歩。
もう逃避行をしている感覚もすっかり抜けていた。
旅先の飲み屋や定食屋なんかも当然好きだけど、コンビニやスーパーでお惣菜やお酒を買って部屋で広げるのも好き。
逃亡中のため部屋にこもっているという気分にもなれるし。
そんなことより安く飲める。
泊まった激安の部屋には電子レンジが備え付けてある。
そんな逃亡者や節約者にぴったりのホテルだった。
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